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象徴主義。
2006.11.15
象徴主義の本質とは「理念に感覚的形態の衣裳をまとわせること」と、詩人ジャン・モレアスが1886年9月18日のフィガロ紙上に発表した象徴主義宣言ですが、このような考え方は実はこの宣言よりも30年も前にシャルル・ボードレールが外部と内面の世界の《交感照応》を歌い上げていたし、ドラクロワもノートに「人間の魂には、現実の事物では決して満足させることのできない内的感情というものがある。これらの感情に形と生命を与えることができるのは、画家か詩人の想像力だけだ」と書いています。。
このように、
最後のロマン派詩人であり最初の近代的批評家でもあったボードレールはその後の詩人達だけにではなく、実はさまざまな分野の芸術家たちに繋がっています。
ジャンセンとボードレールの響宴、パリの憂鬱(Le Spleen de Paris)展は今月27日までです。お早めにどうぞ!
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