版画技法にみるジャンセン(2)
GRAVURE[グラビュール展]
版画技法を取り上げた2009年度企画展の第二弾は、グラビュール(銅版画)でした。
ジャンセン氏の場合『版画』といえば『=リトグラフ』と思われがちなほどその作品数に絶対的な差があり、こうしたことからも今回の展示は、日本においてはほとんど観る機会のない作品ばかりが出揃いました。
また銅版画を誤解しておられた方も多かったなかで、エッチングだけではなくドライポイントやアクアチントなど、彼が多用した様々な技法も作品と合わせてご紹介しました。
版画技法にみるジャンセン(1)
Lithographe[リトグラフ展]
今年度の企画展では版画技法を取り上げ、目でみてわかり易く知っていただけるようにと、作品鑑賞にあわせ印刷方法や彩色方法、エディションナンバー、楽しみ方など様々な角度からご紹介しました。
まずは度々ご質問いただく「リトグラフ」を取り上げました。
また、夏の夜に恒例となった夜間開館では、特別にプチワークとして参加者の方々全員に、どのようにしてリトが刷られるのかをご自身で体感していただくことも出来ました。
また、この時の作品をその後も館内に展示することで更に別のご来館者さまより新たな質問や関心を寄せていただくことも出来、とても良い切り口とすることが出来たのではないでしょうか。
La nuit des Musees☆4
夜の美術館(2009)
早いもので、4年目の夜間開館となりました。
今年は企画展示で『版画技法(リトグラフ)』を取り上げていたため、シークレットプチワークとしてリトグラフの制作体験を皆さんに無料でやっていただきました。
必要材料を揃えるのに予算をかけたため、特別な印刷物や広報宣伝活動は結局出来ませんでしたが、毎年夜美にお出かけくださる方や普段のご常連さまを始めとした多くの方々にご来館いただけて、またワークを楽しんでいただけてとても嬉しかったです。
そして何より、今年も皆さんにゆったりとしたひとときをご提供出来たことがとても幸せでした。
来年もぜひ皆さまと一緒に楽しませていただきたいと考えております。
Petit Danseur
ちびっこバレリーナ
昨年ご参加いただいた方や、お子さんが小さ過ぎてご参加いただけなかった方などに『また来年もやって欲しい』とのお声をいただいていたため、今年も開催しました。
しかし展示の都合上、今年は一緒に撮影出来る作品が決まってしまっていたため目立った広報は行えませんでしたが、それでも数名の方にご参加いただきました。
また撮影後のプレゼント用台紙も今年の展示に合わせた今年仕様のものを作成し直し、喜んでいただくことが出来たのがとても嬉しかったです。
カシニョール展
ここしばらく展示を控えさせていただいていたカシニョール作品でしたが、ファンである方々のご要望がありましたので冬の特別企画として行いました。 若干17歳でデビューを果たしたフランス出身人気画家、カシニョール氏。日本では芸能人との交流などもあり知名度も高く華やかに人気を誇っています。 その柔らかな作風から女性作家であると思われがちですが、実は男性画家。
同時代の作家とは思えない程に雰囲気の異なる作品ですが、それぞれの良さを同時にお楽しみいただき画家の視点をご覧いただきました。
“ジャンセン版画作品集”展
1969年にアメリカでも瞬く間に呼び声の高まったジャンセン作品を求める人々に向け、当時3200部の限定で「ジャンセン 版画作品集」が製本されました。この画集は表紙カバーがリトグラフ作品となっているだけでなく 中にも8枚のリトグラフ作品が綴じ込まれ、ほんの数枚でありながらどれも秀逸で凝縮したジャンセン世界を楽しめるものでした。 08年度の芸術の秋は、小企画展としてこちらの9点を額装し初公開致しました。『この作品どこかで売ってませんか?』という呼び声もとても多く、サイズは小さくとも改めてジャンセン世界の温もりを感じていただけたように思いました。
DANSE
ダンス展
『バレリーナ展はやらないのですか?』『バレリーナの展覧会は次はいつですか?』…これらは当館では度々いただく質問です。
実は前年の春先の夕暮れ、偶然外で庭を眺めていた館長にこの質問をぶつけられた方がおられました。
『私たちはジャンセンの描いたバレリーナが、ほんとうに好きなんです。』とおっしゃったそのご夫婦に『そうですか、では来年やりますよ。』とにこやかに笑顔で答えた(らしい)館長。
それからは、積み上げていたダンスイベントも含め全てが一気に動きだしました。
見慣れたダンサー、久々の登場となったダンサー、そして初顔合わせとなったダンサーもありましたがバレリーナ作品は展示室を全て使用しないと展示しきれない数なので、今回は視点を彼らの側に切り替えて選択し展示しました。
春の企画展(静物画展)の『静』の後の『動』だったので、最初のうちは少し息苦しくも感じたものですがそこはやはり大人気のバレリーナたち。
様々なイベントとともに幅広い年齢層の方にお楽しみいただくことが出来たようで嬉しかったです。
Etoilies【星々】
観賞ワークショップ
作品鑑賞において、正解はありません。また何よりも、ジャンセン氏は『難しいことは重要ではない(受け手が)感じることがすべてだ』とおっしゃっています。けれどこの、"感じる"というのはそもそも何なのでしょう。
他者と観賞していくことで突き詰めて問いかけられると、その答えを自分の中に探る機会となり、更にはそれが新しい意識や感性への糸口となって広がり自分では思ってもみなかった展開を秘めていたことに気づかされます。
ほんのひとときでしたが、贅沢な時間が流れたのでした。
La nuit des Musees☆3
夜の美術館(2008)
安曇野アートラインのイベントとなって2年目、当館では3年目となる夜間開館となりました。
昨年お見えくださっていたちびっ子達も『今年は何を描こっかなぁ〜?♪』と楽しそうにご家族と話されている様子や、初年度より重ねてお出かけくださっている方の『今年もそろそろだよねって、楽しみにしてましたヨ♪』のお声。
スペシャルサプライズでは作品体現のダンス公演を3回設け盛大な拍手や数々のあたたかいお声を頂戴してと、美術館から他芸術への窓も開くことが出来たようでやっぱりとても幸せな夜でした。
お手紙ワークや、スタンプ de BINGO!!ゲームもとても楽しかったです。
クラッシックバレエ公演+バレリーナデッサン体験
バレリーナの吐息+休息するバレリーナ
3年目を迎えた今年のダンスイベント。今年はついにクラシック(古典)の公演に加え、生きたバレリーナをモデルとしたデッサン体験も行いました。
出演は青木千枝子バレエ研究所に幼少の頃より所属する、現在高校生という少女お二人でした。
公演では、次世代のバレリーナたちの瑞々しい感性を感じ、作品世界をより深く知っていただく時間とすることが出来ました。
また、デッサン体験はせっかくのチャンスだからと未経験の方も飛び込みでご参加くださったため、急遽2回行い、幼児から年配の方まで幅広く沢山の方に集中して楽しんでいただけたことがとても嬉しかったです。
ちいさなお友達にもアートを身近に楽しんでいただくことを願い、作中のようなバレリーナ衣裳を用意し、作品と一緒に記念撮影をするイベントを行いました。
1歳〜10歳の全国各地から当地へお出かけくださった少女たちが『お気に入りの1枚』の前で、思い思いのポーズを決めてくださいました。
姉妹やお友達同士で仲良くご参加くださった方々もおられました。
いつか…大きくなったときにそれぞれの1枚と再会していただけたら嬉しいなあと想います。
Nature Morte
静物画展
静物の美しさに気がついたとき、人はただそこにぼんやりといつまでも居たい…と感じてしまう、魔力が働く。
08年度の春季企画展では、絵を描かれる皆さんが比較的テーマとしやすい静物に光を向けました。
決して華やかなモティーフではなく、色とりどりな騒々しさもないジャンセンの静物画でしたが、深くジャンセン世界を愛してくださっている皆さんには「静物の魅力を改めて、いやもしかしたらようやく気づけたのかもしれない…」といったようなお声を多数いただき幸せでした。
〜扉はいつでも開いてる〜
公募0号展
老若男女プロアマを問わず来館者さまを対象とし、3つのテーマを設けその内の1つを自由に選んで描いていただいたカンヴァスF0限定の公募展。参加費も賞金も一切ありませんでしたが、絵を嗜まれ、ジャンセン氏のデッサン力や作品世界に魅了されて足をお運びくださる方々のご協力により、初めて開催させていただくことの出来た温もり溢れる公募展となりました。ちいさなカンヴァスに広がるいくつもの世界…。とても楽しかったので今後に繋げたいと考えています。
Exposition posters
展覧会ポスター展
ジャンセン氏の展覧会は国内外を問わず、世界各地で開催されてきました。 これらの展覧会のため刷られたポスターには特別にリトグラフで印刷されたものもあり、そのデザイン性と芸術性の高さから一部の作品以上に入手困難とされています。 当館ではこれらのポスターを約200枚ほど収蔵しており2003年にこの企画展を設けましたが、今回はその一部を抜粋し、この冬の特別小企画展として公開しました。
Thank you @RT参加特別企画
Cher Monsieur JANSEM,Bon Anniversaire!
※「Thank you @RTの日」の詳細はこちら
毎年開催されるサンキューアートの日。このイベントに今年は当館も参加させていただきました。
3月9日をサンキューとし、夜間延長をヤッホー(夜歩)と呼ぶこの楽しいイベントのなかで夜間開館出来ないのは何だか残念な気もしますが、安曇野はまだオフシーズン…。地域の方々にも、アートを身近に感じていただけるようにもっともっと努力しなくてはいけないと思いました。
当館ではこの3日間のご来館者さま限定で、今年初めてジャンセン氏に宛てたバースデーメッセージを特別に受け付けました。
本当に、素敵なメッセージの数々でした。
来年もまた何かで参加させていただきたいなぁ…と思いました。
アイラブサンキュー、
アイラブアート、サンキューアート…
アイラブジャンセン、サンキュージャンセン!
La nuit sacree 【聖夜】の夜間開館
《安曇野アートヒルズミュージアムと合同開催》
4年振りの冬期開館を行う中でアートヒルズミュージアムさんと【聖夜】を静かに祝う共同開催イベントとして、夜間の延長開館をしました。
夕刻からは相互間を行き来する無料のシャトルバスも運行していました。 この2夜にご来館くださった皆さまには、プチケーキ+ドリンクのサービスや、ささやかなクリスマスプレゼントも2種類(アートヒルズと共同のものが1、ジャンセン館オリジナルが1)をご用意し、全ての方にもれなく差し上げました。
また展示室内に展示のあったジャンセン氏の描いた聖母子の前には、フローティングキャンドルでの献花コーナーも設けていました。
その他にもせっかくのクリスマス(ノエル)でしたので夏の夜とは違った趣きでお迎え出来るよう、館庭にはイルミネーションやキャンドルも灯し皆さまをお迎えしました。
冬の静かな夜を皆さまとともに過ごせたことは私たちにとっても幸せなひとときとなりました。
NU
裸展
はだか。
それは誰もが持っているのにどれひとつとして同じではないもの…。
【画家は鋭い視線で本質を覗き、ありのままの姿を線で捉え、そして私たちに真実を突きつける】
その裸は必ずしも美しいとは限りません。
人間の本質をみつめ、ありのまま描く…卓越したデッサン力で世界に評価された画家の目に映った真実がそこにはありました。
画家の前に裸体を晒す彼女たちは、何を想い何を感じていたのでしょうか。
またそこに透けて見え隠れする彼女たちの心、そして人生…。
芸術の秋の企画展では、こういったものを感じていただきながら『自分をみつめる、みつける、みなおす』時間をひっそりと持っていただけたらと思い、また絵画を嗜まれる皆さまにはデッサンを中心に楽しんでいただけるように、この企画展を計画していました。
ITALIA
~ジャンセンが視たイタリア~展
2005年に開催したESPANA【スペイン展】の続企画展で、また春の企画展から繋げ、当企画展を計画していました。
貧しい人々の生活や環境をありのままに描くことで、独自の画法や方向性を生み出したジャンセンは、その後数々のコンクールで受賞を重ね、その賞金を旅費に充てイタリア/スペイン/ギリシャなどを幾度も訪れます。 なかでもイタリアでの生活はやがて言葉を解するほどに長く、このイタリアで出逢ったベニスの風景やトスカーナの山々、アンティコリの生活風景、仮面をつけ素顔を隠す人々の仮面舞踏会(マスカラード)、そして古くから続くイタリアの宗教行列(プロセッション)といった、様々な題材の作品を描いています。
今回は、ジャンセンが求めたこれらのイタリアの題材を纏めて紹介することで、夏の時期に初めてお見えくださる方々にもジャンセン世界の流れを知っていただき、また好みの作品を見つけていただき易いように考え構成しました。
Dance Dance Dance! 2days!
MOGA + Feel Hawaii〜*【モダンダンス+フラダンス】
昨年に引き続き行ったダンスイベントでしたが、今年は2種類のダンスを公演とレッスンで開催しました。それぞれの特性を生かしながら作品世界と繋げお楽しみいただきました。
ダンサーはお2人ともプロで活躍されておられる方々でしたので、かなり忙しい合間をぬって来てくださっていたにも関わらず、今年は特別の無料開催イベントとして行いました。
そして、それぞれの参加者さまも『楽しかったわ〜』とおっしゃってくださって、その後の回まで2度3度と参加くださったのがとても嬉しかったです。
幼児からおばあちゃままで、多くの方の笑顔と笑い声に包まれた2daysとすることが出来ました。
La nuit des Musees☆
夜の美術館(2007)
前年の経緯から今年は共同開催という形になったので他施設のことばかり考えて…直前まで不安が尽きませんでした。
全体のことばかりに時間と気をとられ自館の準備期間はほとんど持てずに焦るばかりでしたが、沢山の方のお力添えで間に合わせることが出来ました。
前年の夜間開館から継続してお出かけくださった方がおられたことには大変感激し、とても幸せに感じました。
遠方からも電車とタクシーを利用お見えくださった方や、遠方に住む恋人に宛て静かに手紙を書いておられた方もいらっしゃいました。
当日用意していた参加者さまへの簡単ワークは、想像以上に誠実で濃厚な時間となって、個々に作品と対話していただいたり他の方の感想などもご覧いただけて良かったなぁ…と思いました。
来年も皆様にお目にかかれますように…+
Rhythm Rhythm Rhythm♪ (音のワークショップ)
〜家庭にあるものでレッツ・グルーヴ!〜
「え!これが こんなにカッチョ良くきこえちゃうの?」
プロのパーカッションミュージシャンである『後藤まさる』さんにご協力いただいて、老若男女みんな一緒に、音のワークショップをしました。
家庭にあるまな板・菜箸・スリッパ・段ボール・フライパン・かまぼこ板などを持ち寄って楽器にし、日常の中に当たり前のように存在しているリズムについてや、重ねていくことで立体となっていくことなど、そしてほんの少しのアレンジで様々な音楽を創り出すことができることなどを教えていただきました。
最後に全員であわせたONE LOVEは、きっとボブ・マーリーも 空の上から一緒に笑って歌ってくださっていたことでしょう。
台風のまっただなか、遠方からも沢山の方に参加いただき、後藤さんの生演奏を交え楽しい夜のひとときとなりました。
リズムのいりぐちが初めて開いた夜になりました。
Vieux et enfants
老人と子供展
ジャンセンが初期に特に多く好んで描いた対象に、子供たちや老人たちの姿があります。
彼らの存在が、なぜこれほどまでに気になったのか…。すべてを知ってしまった老人たちの顔に刻み込まれた皺、そして未来を生きる子供たち。
彼らは共に天に近い透明さを帯び、現在を生きる私たちには見えなくなっている何かを見ていたのではないだろうか。彼らの中に共通する光と翳を追求し、画家の視点を探る企画展でした。
老いることに恐怖は本当は不必要のではないか。幼少期を羨ましく感じることは本当に必要なのだろうか。人は、単に誰もが同じようにたった一つの形でしかないのではないだろうか。
誰もが通る道の中で己との対話をしていただきながら、ジャンセン氏が追求し模索し続けた独自性を見いだすまでを知っていただけたらとの想いから企画展示致しました。
パリノユウウツ
巴里の憂鬱展
フランスの詩人シャルル・ボードレールの書いた“Le Spleen de Paris”の挿画詩集をジャンセンが1963年に描いています。
悪の華と並び評されるこの散文詩は従来の韻律にとらわれない斬新かつ画期的なもので近代詩全般の基礎となりました。
8年振り2度目の公開でしたが、今回の展示では同じテーマのもと、ジャンセンの描きだす絵画世界にボードレールの紡ぎだす文学世界を重ねて展示しました。
文学からの入口もようやく開けたことがとてもよかったと思います。
Le Spleen de Paris☆ワークショップ☆
『ボードレールとジャンセンに浸る…。』
秋の夕暮れ、虫の音と木々のざわめきを感じながらジャンセン作品の前で対応するボードレール作品を一緒に読みました。珈琲を飲みながら受け手の感想をぽつりぽつりとともに洩らしたひっそりとした夕べ…。
Le Spleen de Paris☆プレゼント☆
安曇野スタイル2006開催日の11月2〜5日の朝
一番最初にご来館くださった方にボードレール詩集巴里の憂鬱(新潮文庫)を毎朝1冊プレゼントしました。静かなひんやりとした朝の空気の中でひっそりジャンセンとボードレールを感じていただきたかったのです…。
la nuit des musee☆
夜の美術館 (2006)
ジャンセン氏の住むフランスで年に1夜だけ各地で同時に開催される『夜の美術館』をこの夏初めて2夜のみ当館も開催しました。
夜だけが持つシンとした空気感のなか、星空や月を眺めながら....浸る。ゆったりとした大人の時間を過ごしていだけたイベントでした。
是非来年も継続したいと思いました。
日々出逢う衝動、微細な感覚。【コンテンポラリーダンス】
東京を拠点に公演・活躍するダンスデュオ『ほうほう堂』さんのコンテンポラリーダンスイベントを開催しました。
身長が155cmという彼女達でしたがそのダンスパフォーマンスはそこにある総てを巻き込む存在感があり、館内外を余す所無く使った公演を観せてくださいました。公演の中では一般参加の部分もあり誰もが楽しめるイベントになりました。
ESPANA
~ジャンセンが視たスペイン~展
昨年度、初めての冬期休館期間空けに開催しました。
スペインというと、闘牛・フラメンコ・オレンジ・太陽等から明るくイメージされる方が多いと思います。
しかしジャンセンの眼に映ったスペインは、生と死の狭間で必死で戦う『貧しい人々』であり『子供たち』であり、無惨に殺された『牛』であり、『世界』でした。
そんな
彼自身が『視て』『描いた』スペインを集めて展示しました。
これまで世界の各地で開催されてきたジャンセン展のポスターの中から160枚程を抜粋し、二部構成で展示しました。
現在ではポスターはフィルムからというのが一般的ですが、昔のものは石版画(リトグラフ)で刷られていました。
色使いや構成など時代的にもデザイン的にも楽しめる企画ということで、特に若い世代の皆様に大変ご好評いただきました。
カシニョール作品をもっと沢山観たいというご要望により開催しました。
短い期間ではありましたがカシニョール作品の根強いファンの皆様にご好評いただきました。
これまでジャンセン氏の描いた全シリーズを、基本を全て油彩作品で追いかけ振り返りました。当時最新のシリーズであった神話も『運命の神々』『ダナエ』等を展示し、それらにはデッサンや油彩のエチュードなども合わせて公開展示しました。
ジャン・ジャンセンの名前が世界に知られるようになったのは、卓越したそのデッサン力があったからです。
イタリアを旅しスケッチを重ねていたある日、空腹を抱えレストランに入った彼は言葉の壁に阻まれメニューが全く判らなかったそうです。
そこで彼は紙とペンを取り出し、魚の絵を描きました。お店の方は笑顔で早速そのリクエストに答えてくださったそうです。
そんな彼のデッサンを16歳の頃の作品から二部構成で展示しました。中には画家ご夫婦の貴重なコレクションも沢山ありました。
この時画家にメッセージをいただき作品集3〜5を作成しています。
幾度も開催しれおります大人気の踊り子展に加え、花の静物作品を合わせて展示しました。中には画家ご夫婦の貴重なプライベートコレクションも沢山ありました。
この時画家にメッセージをいただき作品集2を作成しています。
絵画を学ばれておられる皆様から最もリクエストを多く頂戴しておりましたジャンセンの風景画と静物画を集め展示しました。中には画家ご夫婦の貴重なプライベートコレクションも沢山ありました。
この時画家にメッセージをいただき作品集1を作成しています。
シャルル・ボードレールの『パリの憂鬱』にジャンセンが作品を提供した挿画集詩集が140部限定で1963年に出版されています。
その挿画集は16枚のリトグラフから成り、現在一般に目にすることは大変難しくなっております。
当館はその貴重な一冊をまるごと収蔵しており、この時世界で初めて公開致しました。
ボードレールをお読みになっておられる方には馴染み深い世界でしょうが、作品としましては憂鬱と言うにふさわしく、かなり暗めの雰囲気と色彩を持っておりましたので優しいバレリーナ作品を合わせて展示しました。
挿画集詩集の特別企画第一号がこの『貧者の独りごと』でした。
ジャンセンの挿画集詩集は1959〜1979年の間に10種類程つくられています。
これらは全て一般印刷ではなくリトグラフによるものである為出版数も限られ、世界中の純粋なコレクターのみに所蔵されておりこれまで一般に公開されたことがありません...(当時のチラシから抜粋)
貧者の独りごとはジュハン・リクタスによって書かれています。
この時を振返り、画家自身が私達に語ってくださった手法についてのお話しもあわせて公開させていただきました。
この特別展は当館の他にも大丸ミュージアムさん、ナビオ美術館さんで巡回開催致しました。
この時の作品は大筋をジャンセンのアトリエの秘蔵コレクションから動かし、不足分を当館収蔵作品で埋めるといったものでした。
1938年〜1996年に描かれた様々なシリーズをすべて振り返る展示となりました。
この時のカタログが日本版カタログとなっています。
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