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その4
2011.06.28
そこへ見張りから「警官がこの家に向かっている!」という報告が入って、慌てる一味。しかしこの警官は一味の見方で、親分に『今日あった財布盗難事件について、被害者が自分の親戚なのだが何か知らないか?』という問いかけをするものだった。これはまさにコルタディロの掏った財布のことだったので2人が潔く一味に打ち明けるが、その忠義を皆がたいそう讃え、コルタディロには義人という添え名もつくことになる。戸口の警官に財布を返した親分が一味のところに戻ると、後ろから更に別の仲間(娼婦2人)が入ってくる。すると突然信心深い老婆(ピポータ)が口をひらき、自分の仕事や計画の報告を一通りすると、この娼婦たちに酒をついでもらって去った。
老婆が去ったあと、一同は筵を取り囲んで座を占め、シーツをテーブルクロス替わりに広げた豪華な食事を始める。
しかし食べ始めたところで、また別の見張りがやってきて?!
………明日につづく→。
注※画像をレゾネから撮っているため一部単色ですが、作品自体は全て色付きです。
補※リンコネットとコルタディロ展終了まであと6日。
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