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『血の婚礼』関連 ②

2011.08.02

先日(画像上)の続きです。
先にご紹介した写真は上が資料ページを撮影したもので下はある作品です。資料ページでは画家が挿画本の制作に取り組む様子を写真とともに紹介しています。ただ残念なことに挿画本は当然『本』なのでこの続きは裏面にもあります。(館内ではコピーし、パネルにして掲示紹介してますのでご覧ください。)下の作品は白黒とカラー(正確には背景の馬の有無も)がありますが、これはこの挿画本に描かれている作品の中の1枚の、別バージョンともいうべき作品。ジャンセンの画集を全てお持ちで日々それら画集をめくっておられるとおっしゃっているご常連さまが発見し、ご来館時に教えてくださったものでした。『血の婚礼』の中では女性は姑なのでもう少し年配の女性が子供を抱き、背景の馬も唄っている子守唄に出て来る馬を描いたようです。

ところで馬と言えば、時折ご紹介しているジャンセンのスケッチブックの中にも数ページ描かれていて現在そのページを公開中です。こちらの馬は当時の作品ではないのですが、様々な角度から描かれ、変わらない卓越したデッサン力を感じさせてくれるものですので合わせてご覧いただきたいと思います。…っと、何だか《血の婚礼》と離れてきましたので次回は『うた』をご紹介しましょう。(つづく)