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おかえり。

2008.02.18

kaerimichi-thumb.jpg先日の搬出で、作品たちが帰ってきました。ホッとするとともに『(頑張ってくれて)ありがとう』との心を込めてそれぞれの健康状態を確認しながら後処理をしながら…また彼らのお部屋に戻します。
現在館で頑張ってくれている全ての作品たちにも、残り一ヶ月半ほどでまた同じことをすることになっています。中にはそれぞれの理由で外せないものも数枚ありますが今年ジャンセン氏のところから移住してくることが決まっている作品も含め、彼ら全てに対して感謝を持って負うべき責任を果たしながらこうしてジャンセン館は今動いています。



080218-thumb.jpg今日は当館では開館日でしたが、私はお休みをいただいていたので久しぶりに白鳥さんたちに会いに行きました。既に彼らの北帰行は始まっているそうですが節郎館近くの狐島の田には、まだまだ沢山の一家がおりました。夜になる前に、彼らは現在の寝間である周辺各所へ帰ります。風の冷たさと凍み込む寒さをどうにかこらえながら天を舞うその姿を静かに見上げていると、ただただ強く深く彼らの美しさだけが際立って目に映り声すら出ません。『自然体で在ってこれだけ美しくある』…ということ。

ワタシタチは彼らのように生きることを、すでに許されてはいないのだということ。
ワタシタチは誰より優れていると勝手に誤解してあぐらをかいているということ。
ワタシタチは実はあがいているだけなのかもしれないということ。
ワタシタチはいったいどれほどの存在なのかということ。
…そして諸々、私は私でしかなく、私は私として生きていかなくてはならないのだということ。
他を見て他を知り己に返してこうして抱く感情の中身は、きっと必要なものだから在るのでしょう。
そしていつか他を認める心を忘れてしまったら、ワタシタチは一番に消される存在のように思えてなりません。
『ありがとう』『おかえりなさい』