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グラビュールと神話に関するお知らせ
2009.09.26
開催が始まったばかりのグラビュール展ですが、一般に少し判り難いテーマで描かれた作品が多いので一部の作品に読解をつけています。
氏の作品世界は氏自ら『それぞれがそれぞれに感じて欲しい』とおっしゃっていただいてはいますが、文化の違いによって私たちにとっては当たり前ではない物語を描いているものなどは、『いったい何が描きたかったんだろう??…』と頭の中がクエスチョンでいっぱいになるか、見落として(愉しめずに)流し鑑賞になってしまうかのどちらかではないかと考えました。
まだまだ未熟な私たちスタッフにとってもこれはなかなかの大きな壁ですが、ほんの少しでも多く、理解を深めていただけたり皆さまの世界を拡大していただけるならとまだまだ諦めずに奮闘中です。
しかし大変ありがたいことにご来館者さまは日々お見えくださるので、とり急ぎヒントを1つ。
作品鑑賞を終えられたら、お帰りの前にミュージアムショップで『神話(Mythologies)』の見本のカタログをめくってみてください。今回展示したグラビュール作品の中には1999年の作品で聖書の物語が沢山登場しています。この神話シリーズは虐殺シリーズの前(2000年)に発表されており、制作年も近く同じテーマの作品も数多く登場しています。作品によっては全く違った構図で気づき難いものもありますが、同時にグラビュールカタログもご覧いただくことで画家が1枚の作品とするために試行錯誤をした形跡なども発見出来ることでしょう。(2冊のカタログをお持ちの方は、ご自宅でもぜひご覧になってみてください。)
まだまだ広がりをみせてくれそうなグラビュール展、(パリの憂鬱展以来ですが)順次その物語をこちらでもご紹介していきたいと思っています。
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