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ゴヤ展、みてきました

2011.10.25

当館は休館なので、上野の国立西洋Mでゴヤ展に浸ってきました。今回はプラドから持ち込んだ作品と収蔵の版画作品を組み合わせつつ、といった展覧会のようでした。そう、1999年にも同館で版画展(こちら)がありましたが(この時は空いていたのだけど)ものすごーく面白くて集中しすぎたのか翌日になっても目玉はグリグリ頭はガンガン…したんでしたが、またしても凝視し過ぎていたのか半ば過ぎには既に目玉グリグリになって時々ソファで目玉を休めつつまわってきました。ところで、ちょっと発見☆。上の画像は「〈ロス・カプリーチョス〉42番のための準備素描」で今回もプラドからきていた作品なんですが、この42番って…何だかみたことありませんか?

そう、こちらなんです。ジャンセン氏が「ゴヤへのオマージュ」として描いた作品でしたね。ちなみに先ほどのゴヤの〈ロス・カプリーチョス〉は〈気まぐれ〉で、この42番の完成作品が下の画像になります。『おまえには担げまいて』とか『おまえには苦労をかけるが』とありますが、これは(ロバに表現された)愚か者の貴族や聖職者を、貧しく餓えた農民がかついで運ぶ様を描いた風刺画です。面白いですね?。