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学校ミュージアム (中学校編)

2014.03.01

安曇野市美術館博物館連携事業の実行委員会では、昨年度に引き続き今年度も安曇野市内の小中学校(各1校)で学校展を行うべく準備をしてきました。もちろん事務局の方々に比べたら各館の負担は随分軽く申し訳ないものですが、皆で協力して作り上げるというものはやはり好いものです。また今回は参加を希望した施設も前年の倍になり、より幅広く豪華な作品展になりました。…ただしその分各施設の持ち時間や作品展数は減らされてしまったわけですが(笑)それでも沢山の選択肢があった方が子ども達にはより楽しめるのではないかなとも思いました。

今回、当館は『花』を中心に選びました。随分と悩みましたが今回のテーマは小中共通で『色の美しさ』『身近さ』を中心としていて且つ『最大4枚まで』と言われていましたので、1枚は物語性のある(対話型鑑賞のしやすい)作品にし、2枚は彩色についても理解し易いものに、最後の1枚はあえてカシニョール氏の公園の作品にして個々の作家の視点等についても感じていただけるように…考えました。
会場や搬入や運搬それに展示方法など様々な理由からどうしても大きな作品は持ち出すことが出来ないので、ジャンセン世界を語るには心もとない小さな作品たちではあっても『鑑賞の面白さ』や『想像すること』や『技法について』などを多少でも伝えられたらいいなぁと思っていました。

1限につき13分を続けて2回、各回が2〜3人になったグループに鑑賞してもらい、3回目の13分が自由鑑賞。最初の2回はそれぞれがつきっきり鑑賞になり、残り1回は立ち止まった子を捕まえてトーク。これを1時間目〜5時間目と昼休みに行いました。ずっと話していたせいか…私もちょっと喉を痛めてしまったようですが、子ども達と話しているとやっぱり『来て良かった』と思わずにはいられない時間でした。
穂高東中の少年少女の皆さん!本当にどうもありがとうございました♪♪