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秋祭り

2014.09.14

暑さや長雨に悩まされた今年の夏も過ぎ、いま安曇野では豊かな実りを感謝する《秋祭り》のシーズンを迎えています。これは夏祭りのように市や地域をあげた大きなものではなくもっとずっと小規模な、地区ごとに御祀りした神様の元で行われている昔ながらの御祀りです。
実は当館がある穂高豊里区では今日が宵宮で明日が本宮なのですが、この3連休に予定されている地区も多く同じ穂高でも数カ所では昨晩が宵宮だったようで、遠くから風に乗ってお祭りの音が時折聞こえていました。

個人的には…昨晩は豊科某地区の御祭りに出かけました。こちらの宵宮には何度かお邪魔させていただいていてますが、お宮まで歩いて行く間にも道祖神を綺麗に祀ってあったり、お宮さんでも毎年6年生による稚児舞が華やさを添えたりと、とても好い雰囲気です。(他にもそれほど大きくはありませんが、山車や神輿や御船があります。)
そういえば穂高豊里区に稚児舞はありませんが、人形の乗った御船の町内(地区内?)曳き回しというのが、元気なかけ声をかけ合う子ども達によって行われますね。あ、なるほど…穂高は全体としておよそ穂高神社を中心とした御船祭りの流れがあるのでしょうね♪(こちらは明日か明後日にまたご紹介します。)


神社と言えば神道、そして神道と言えば古事記や日本書紀を思い起こします。でも日本古来の神道は、自然信仰であり八百万の神様を祀ってきたもの。
信州安曇野、いつまでも秋祭りの似合う場所であって欲しいなと願っています。

余談ですが、稚児舞とともに唱われる御歌は昭和天皇が詠まれたものだったんですね。
『天地の 神にぞ祈る 朝凪の 海のごとくに 波たたぬ世を』…お人柄が伺えます。