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秋を愉しむ(1)

2016.10.16

安曇野ではこのところ少しずつ、朝晩が肌寒く感じられるようになってきました。紅葉に向かっているんだなぁ…と楽しみではあるものの、その後にまた雪かき筋肉痛がやって来るのかと思うと恐ろしくもあり..orz。しかーし⭐︎秋にはお楽しみがいっぱいありますね!いわゆる《○○の秋》です。なので、突然ですが今日から不定期便《秋を愉しむ》をここで始めようと思いたちましたw。今回のお愉しみは読書です。ちょうどご紹介したかった本があるので(あははw)ご容赦ください。

右の写真にある本をご存知でしょうか?タイトルは《フランスの美しい鳥の絵図鑑》です。大型のハードカバー本で、中身と同じくらいお値段も素敵です。この本、私は友人の紹介で知りました。でも同時に松本市美術館のミュージアムショップで販売しているのも見かけましたので、もしかしたら皆さんもどこかの美術館でご覧になられたかも知れませんね。
中身はと言うと、まず目を引くのがポール・バリュエル氏の描いた鳥や植物。これはきっと驚きます。植物ならボタニカルアートもありますがそうしたリアルさではありません。リアルというよりも自然なんですね。葉の裏表、鳥の目線、脚の配置、絵筆だから出来た細かな美しい表現も見逃せません。なのに!所々、絵画をあえて写真にもしています。図鑑の概念をいい意味で裏切ってもいて、じっくり愉しめると思います。
そしてエチュコパル氏の観察記録と調査結果から書かれた文章があります。もちろん図鑑らしく個体別の紹介もありますが、世界を旅した鳥類学者として得た知識と経験を元に鳥そのものについての記述などもあります。鳥に興味がないと全部を読むのは難しいかも知れませんが、秋の夜長に挿絵を見ながらゆっくり読み進めてみてください。…お子様ならマシュマロ入りのココアやホットミルク、大人にはブランデーをほんの少し足した紅茶などもあったらいいですよね。秋時間、ぜひ愉しみましょう。
(ご常連の皆さま、オススメの書籍がありましたら次回のご来館時にぜひご紹介ください♪)