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EPIROGUE(エピローグ)
2006.10.28
この心満てり、我れ今山上に立つ。ここよりして能く都の全景を眺め讃うべし。病院、娼家、煉獄、地獄、徒刑場。
かしこに一切の偉大は花咲けり、一輪の花の如くに、我れが憂苦の守護者、おおサタンよ、汝ぞ知る我れのかしこに行きしは、甲斐なき涙を流さんとにあらざりしを。
げに我れは、…
(三好達治訳:巴里の憂鬱より抜粋)
早朝です。
紅葉で焼けた山々に朝日が当たって、同時に流れる雲が、道が、田が、鳥が、空が、総てが一斉に輝き、一斉に静かに、叫び声をあげていました。
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