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Samson trahi par Dalila

2009.09.27

samsonetdalila.jpgデリラに裏切られたサムソン
サムソンはソレクの谷の一人の女を愛した。彼女の名はデリラといった。
するとペリシテ人の領主たちが彼女の元を訪れ「サムソンの強い力はどこにあるのか、どうしたら彼に勝ち縛り苦しませることが出来るかを見つけなさい、私たちはあなたにひとりひとり銀千百枚をあげよう」と言った。そこでデリラはサムソンからその秘密を幾度となく聞き出そうとする。3度嘘を言ったサムソンだが、デリラがその後も毎日せがみ責め立てるので辛くなり、ついには自分の心をみな明かして「私の頭にはかみそりが当てられたことがない。私は母の胎内にいるときから、神へのナジル人だからだ。もし私の髪の毛がそり落とされたら、私の力は私から去り、私は弱くなり、普通の人のようになろう。」と言った。これを聞いたデリラは密かに領主たちを呼ぶ。サムソンを自分のひざの上で眠らせ、ひとりの人を呼んで彼の髪の毛7房をそり落とさせて彼を苦しめ、彼の力は彼の元を去った。…この後サムソンはペリシテ人に捕まりその目をえぐられ、牢で臼を挽くこととなる。【旧約聖書:士師記16章より】



この物語は旧約聖書の士師記に書かれていますが、これまで沢山の芸術家たちによって様々な作品(映画/オペラ/絵画/音楽/文学など)に登場しています。(絵画としてはルーベンスやレンブラントといった大家も描いています。)