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青と透明

2007.04.14

昨日総会終了後は当初館に直帰する予定でしたが、多めにいただいた安曇野アートラインのポスターを手に穂高駅前観光案内所を訪ねました。
宣伝部のこともあってお邪魔したのですがKさんがおられなかったので「どうしようかな」などと話していたら森のおうちの学芸員さんがウェディングの営業にお見えになったり、総会でちょうど話題にあがっていた県内中学校美術担当の先生方との学芸研修会でお目にかかった穂高東中学校の松森先生とバッタリ遭遇したりと、そんな出会いもありました。

松森先生は現在駅前のレンタサイクルひつじ屋さんで個展を開かれておられるとのことで、せっかくなので作品を拝見させていただきながらひつじ屋カフェでチャイをご一緒させていただきました。
これまで東中学校の生徒さんは個展・グループ展をひつじ屋さんで開かれているのだそうで、生徒さん達のお話しや学校美術教育に関するお話し、そして近隣美術館の利用方法や館に対するお考えなどを伺いつつ私達美術館側の考えなども聞いていただき、ゆったりとした楽しく有意義な時間を持つことができました。(本当にどうもありがとうございました*^v^*)
先生の作品は青の世界が広がっていて、とても素敵でした。
青と一口では言い表すことの出来ない青が、柔らかく優しく重なり合い伸び合い折り合い…けれど所々に固さを持つはっきりとしながら存在を曖昧にする様々な種類のカタチ達…そして色の音。
入り口すぐの1枚に私は一番惹かれました。…あの青とピンクは沁みました。
作家を前に自身の分身である作品を写真におさめることは流石に憚られ、撮影は一切していません。
25日までだそうですので、穂高へお立ち寄りの皆様は宜しければ是非実物をご覧になってくださいね。
6時をとうにまわって、外に出たらこれまた美しい青…。
暗くなっていく空の青が空間すべてを包み込み、ため息が出るほどに美しい世界がそこにはありました。